献立を考える女性

クレアチニン

勤務先の健康診断や血液検査・献血でも簡単に知ることのできるクレアチニン値。何かの機会でクレアチニン値の異常を指摘された時にはすぐに対処しないとた後々大変なことになってしまいます。

クレアチニン値の正常値は年齢や性別によって変わってきますが、
概ね男性では0.9、女性の場合は0.7以下であれば正常範囲の数値です。

クレアチニンというものは簡単に言うと筋肉でできる老廃物で、クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過して尿として体外へ排出されます。先天的な場合を除き、生活環境や食生活の乱れなどで腎臓の機能が低下した場合、クレアチニンが血液中に溜りクレアチニンの濃度が高くなります。いわゆるクレアチニンの数値が高くなるという状況です。

  • クレアチニン値と年齢から、eGFR値(推算糸球体濾過量)を算出しましょう!

慢性腎臓病

クレアチニン値からeGFR値算出

eGFR値とは、腎臓にある糸球体がどの程度の老廃物を濾過することが可能かということを表す数値です。eGFR値を使用することによって、自覚症状のない慢性腎臓病の早期発見することができます。

計算式は?

あなたの腎臓の働き(%)=GFR(ml/min/1.73m2)=194×(血清クレアチニン値)-1.094×(年齢)-0.287× 0.739(if 女性)

医療従事者なら計算できますが、普通はこんな計算は普通できません。

日本慢性腎臓病対策協議会のサイトで自動でできます

慢性腎臓病(CKD)チェック

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クレアチニンを下げるには

では、実際にクレアチニンを下げるにはどうすればいいのでしょうか?腎臓の機能は悪くなると元には戻りません。

残った腎臓の機能でやりくりしていかなければなりません。もうこれ以上クレアチニンの数値を上げて腎機能を低下させないために出来ることはすべてやりましょう。食事療法は、自宅で出来る最も大事な治療法のひとつです

まずは食生活の見直し

今の時代は、『一汁三菜』という考え方で、おかずの種類をたくさん食べて主食のごはんが少ない傾向です。おかずは濃い味付けものが多く、たんぱく質が多く含まれる食材の使用が多いため、高たんぱくでしかも塩分摂り過ぎの献立ばかりです。
減塩・低たんぱくの食事を心掛けましょう

料理・食事をする時には以下の点に気をつけてください

  • 減塩調味料を使う
  • 素材やだしの旨味を生かす
  • 香辛料やレモンで味付けに工夫する
  • 麺料理のスープは飲まない。汁物は避ける
  • 漬物やく佃煮は少量にすること
  • 調味料は直接かけず小皿で付けて食べる

クレアチニンを下げるために食材の成分チェック

たんぱく質の摂取量を控えながら、エネルギーを十分に摂取することが必要です。たんぱく質の制限をすると、砂糖・油脂・春雨・片栗粉等のたんぱく質を含まずエネルギーのある食材を多くする必要があります。

食材の成分(たんぱく質量・塩分量・糖質量など)を把握することが大切になってきます。スーパーで売っている食材には、成分表が外袋に印刷されていますが、肉や魚などの生鮮食料品には成分表はありません。

生鮮食料品を含めすべての食品の成分を調べる使いやすいデータベースがあります。

文部科学省:食品成分データベース

上記のサイトでクレアチニンを下げるために必要な食品のたんぱく質量などが概ね知ることができます。

クレアチニンを下げるための主食は

先程も述べましたがおかずを多く食べると、おのずとたんぱく質や塩分を多く摂取することになります。主食としてのごはん(白米)をしっかり食べて、たんぱく質・塩分・カロリーをコントロールすることが大切です。

そこで重宝するのが低たんぱく調整食です。中でも『低たんぱく米』と『低たんぱくレトルトごはん』などが非常に便利です。たんぱく質の調整量によってパッケージが違うのでとても使いやすい制限食品です。クレアチニンを下げるための大きな味方になってくれます。

アマゾンの通販で低たんぱく食を購入することができます。


腎臓病食事女性

その他の低たんぱく食

楽天で購入の場合は医療・介護食専門店のこちらがおすすめです
ビースタイル楽天市場店

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クレアチニンを下げる食事・食品

クレアチニンを下げる食事の基本は。腎臓への負担を最小限にする食事に他なりません。金魚の水槽に例えると水槽は人間の体、腎臓は濾過器、水は血液です。濾過器(腎臓)の能力より水槽(体)が汚れるスピードが早ければ当然水槽の水(血液)の汚れも早くなります。

水(血液)はドロドロになるということです。血液がドロドロになると濾過器につながるホース(血管)にも汚れがこびり付いてゆきます。この状態が続けばす水の流れ(血流)が悪くなり、大きな負荷(高血圧)がかかり濾過器の電源も止まり金魚も死んでしまいます。

クレアチニンを下げて腎臓の負担を軽くするというのは、血液や血圧・血流を正常に戻す、言い換えれば血液をサラサラにするということです。腎臓は濾過器のように簡単に交換できません。病院での治療をメインにして、1日3食バランス良く食べ、普段の食生活をしっかり改善していきましょう。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸の効果のひとつは血流の改善です。オメガ3脂肪酸の中には、血小板を凝縮しづらくして血液をサラサラし、血管をしなやかにして血流をスムーズにする働きがあります。血栓に対しての効果も多くの臨床所見で報告されています。

オメガ3脂肪酸を含む食品

オメガ3脂肪酸の良い点はいろいろ紹介されているので周知されていると思いますが、逆に欠点は何でしょうか?

ズバリ!『酸化しやすい』という点です。オメガ3脂肪酸を多く含まれる食品としてよく言われる青魚も加熱したり、空気に触れさせているとオメガ3脂肪酸の血液サラサラ効果も半減です。生で食べられるものは生で食べることが重要になってきます。

青魚

イワシやサバ・アジ・サンマなどの青魚です。青魚の脂肪分にはオメガ3脂肪酸は豊富に含まれています。青魚ではありませんが、マグロやブリにもオメガ3脂肪酸は多く含まれています。逆にオメガ3脂肪酸があまり含まれていない魚は、カレイやヒラメ・マダイ・タラなどです。

そこで考えられる最強のオメガ3脂肪酸レシピは、青魚のマリネです。焼き魚にするとオメガ3脂肪酸を含む脂肪分が落ちていきます。

作り方は、血液サラサラ野菜王者の玉ねぎスライスと新鮮なイワシの切り身をえごま油とりんご酢で漬け込むと完成します。塩分は計量して少なめに、レモン汁とコショーで味を決めてください。マリネというかカルパッチョ風ですが、血流改善の至高の逸品です!?

イワシのマリネ

イワシとパプリカのマリネ

くるみ

くるみにはオメガ3脂肪酸が1オンス(28g)あたり、約2.5g含有されています。他のナッツ類、アーモンド・カシューナッツ・ピーナッツ・ヘーゼルナッツ・マカデミアンナッツ・ピスタチオなどには、ほとんど含まれていません。

ただ、くるみは非常に値段が高いのが難点です。お近くの業務用食品スーパーなどで業務用サイズを購入するのがベストです。購入する時は製菓用の無塩タイプを選んでください。お近くに業務用スーパーがない場合はアマゾンで1kg2,000円位で購入できます。

カリフォルニア産 生クルミ LHP 無添加 無塩 1kg

えごま油・亜麻仁油

えごま油・亜麻仁油ともにオメガ3脂肪酸の含有量は成分全体の60%です。先程も述べましたが、非常に熱に弱く酸化しやすいのが欠点です。加熱する料理には使用せず、マリネやサラダ・ドレッシングなどの料理に使うか、直接飲むのことでオメガ3脂肪酸を最大限に摂り込むことができます。

えごま油・亜麻仁油も最近では知名度も上がってきましたが、まだまだマイナーな食品です。そうなると価格も当然のようにお高くなっています。酸化しやすいので小さな容量を1度にたくさん買い置きするのが賢い購入方法です。サラダ油と較べてしまうのはお門違いなのでしょうがアマゾンでもまだまだ高級品です???

えごま油 亜麻仁油

クレアチニンを下げるサプリメント

結論から申しますとそんなものはありません!

と言うと身も蓋もないのですが、直接腎臓に働きかける栄養補助食品があったら教えて欲しいし、仮にあったらすでに医薬品になってるはずです。大手製薬会社が見逃すはずはない。クレアチニンを下げるために安易にサプリメントに手を出すのではなく、しっかり自分で食生活を見つめ直して改善していくことがとても大切です。

先程のオメガ3脂肪酸も、EPA&DHAのサプリメントで摂取するより、料理した魚を食べた方が量も質も完全に上回っています。やはりご自身の置かれて状況を直視して治療・対策するべきだと感じます。サプリメントを買うお金で低たんぱく調整食のレトルトごはんを買う方が絶対に賢明な選択です。

クレアチニンを下げる効果があると言い切るサプリメントサイト運営者たち

グーグルに『クレアチニンサプリ』と打ち込むと下の画像のような検索順位にが出てきました。

(クリックすると画像拡大します)
クレアチニンWEBサイト

どうですか?
クリックしてサイトを見るまでもなく、ウェブページ概要文で
『腎臓に良いとされる、クレアチニンを下げる効果のあるノコギリヤシとペポカボチャを含む、おすすめサプリメントを紹介しています。』と掲載されているのがわかります。

実際、ノコギリヤシでクレアチニン値が下がる効果があるなんてどこの学会でも正式に発表されていません。さすがにノコギリヤシのサプリメントの販売会社のウェブページにはクレアチニン値を下げる効果があるとの記載はありません。当たり前です。

効果・効能があると記載した時点でや薬事法違反です。上記のサイト運営者はきれいに薬事法違反です。厚生労働省に通報したら逮捕はされませんが、即警告処分です。

このサイトをご覧になっている健康意識の高い方は、決してサプリメントなどは購入しないでください。サプリメントは健康な人が栄養補助に飲むもので医薬品ではありません。少しでも病気を患っている方は、逆にサプリメントが体に負担をかける場合があります。

クレアチニンを下げて腎臓改善を目指すには、可能な限り自然の食品から料理された食事を召し上がってください!

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食生活改善する夫婦