目次
ビタミンB2 リボフラビン
栄養所領量
アメリカ 1.7mg
日本人成人:1.2mg 成人女性:1.0mg
効果・効能
口内炎、口角炎、口唇炎、湿疹、舌炎、皮膚炎、目の充血や痒みなの障害の改善
過剰症
過剰分は尿で排出されるため、過剰障害はない。
大量に摂ると尿が黄色くなるが心配はない。
欠乏症
口内炎、口角炎、口唇炎、湿疹、舌炎、皮膚炎、角膜炎、咽頭痛、胃腸障害、早期廊下、脱毛症、目の充血などの障害、成長停止
主な食品
レバー、卵黄、大豆、酵母、胚芽、うなぎ、どじょう、大豆、乳製品、肉類(とくに豚肉)、緑黄色野菜
化学名
リボフラビン
特徴
ビタミンB2(リボフラビン)は、水溶性ですが、実は水に溶けにくい性質です。また、光に弱いので食品は、光を避け暗所に保管することが大切です。ビタミンB2は、黄色い色をしているのも特徴です。
働き
ビタミンB2はタンパク質の合成から、脂質、糖質の代謝(分解)から、あらゆるエネルギーへの変換過程で重要な働きをするビタミンです。
そして、細胞を元気にし、余分な脂肪を燃焼する働きを手助けしています。
ですから、美容のビタミンと呼ばれています。余分な脂肪をつけ難くしたり、健康な肌を作るのにも重要な働きをし、口内炎、皮膚炎(ニキビなど)の予防など、肌や唇の美しさを保つのに欠かせないビタミンです。
ダイエットに有効
ビタミンB2は、脂肪を分解・燃焼し、余分な脂肪が付くのを防いでくれます。つまり反対に不足すると脂肪がちゃんと分解燃焼されず、体内に脂肪が付いたり、肌も脂っぽくなりまります。
ダイエットや肥満防止、メタボの予防・改善にとても役立ちます。
美肌を維持する
ビタミンB2は、皮膚の新陳代謝にも関わりがあり、脂肪を分解・燃焼することで、ニキビの原因である脂っぽい肌になるのを防いでくれます。また、肌だけでなく、口・舌・鼻などの粘膜を健康に保つ働きもあり、不足すると、肌荒れ、口内炎、口角炎、目の充血などにないやすくなります。
成長を促進
色々な栄養素の代謝(分解・燃焼)に深く関わっているので、成長期の子供や、妊婦さんにも重要な栄養素です。反対に不足すると成長障害を起こすこともあります。
成人病予防に効果
ビタミンB2は脂肪を分解・燃焼するのに関わっていますが、過剰に摂取された脂肪は血液中に入り、血管内に沈着しえ血流を妨害し始めます。
そう動脈硬化を引き起こす原因のひとつになっています。ビタミンB2を摂取する ことによってこれらを防ぎ、またコレステロールや中性脂肪を減らしてくれます。
また、体内の脂質が酸化すると、有害物質である過酸化脂質となり血管に沈着します。これが動脈硬化の原因のひとつです。ビタミンB2は、この過酸化脂質を無毒化する酵素の働きを促します。
その結果として、高血圧・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病を予防する働きがあります。